東京水道グループ

東京都水道局長からの
メッセージ

東京都水道局長
西山 智之

現在、そしてこれからの東京の水道を支える 重要なパートナーとして

東京都水道局は、公共性と効率性を両立させながら、将来にわたり、責任を持って安全でおいしい高品質な水を安定的に供給していくため、水道事業における基幹的業務を当局と政策連携団体である東京水道株式会社が担う、一体的な事業運営体制を構築しています。
また、東京水道グループという一つのチームとして統一的な経営戦略の下、相互に強みを発揮し、有機的な連携を図りながら、グループ経営を推進してきました。

一方で、水道法の改正や、気候変動による自然災害の多発、デジタルトランスフォーメーションの推進など、都の水道事業を取り巻く環境は、かつて経験したことのない局面にあります。
こうした環境の変化に的確に対応し、東京水道グループの総合力を強化していくためには、これまで以上にグループ内の連携を強化し、グループとしての一体性を持って効率的かつ効果的に事業を運営していく必要があります。
そのため、グループ内での人材の相互交流や共同研修の実施など、一体となった人材の確保・育成に取り組んでいます。
また、当局と同社が、対等なパートナーとして、一体感を醸成し、より良い業務を目指す『ともにプロジェクト』を推進することを通して、グループの総合力を一層高めてまいります。

当局は、東京水道株式会社とともに、最も重要な基幹ライフラインとしての水道事業を担い、これからも、都民生活と首都東京の都市活動を支えていきます。

東京⽔道グループの業務運営体制と
グループが担う基幹的業務

東京都水道局と当社は、対等なパートナーとして「東京水道グループ」を構成し、一体となって都の水道事業を支えています。
当社は、都より移管された技術系・営業系の業務を担っており、今後も業務移転の進展に伴って、その役割はより一層重要なものとなっていきます。
都と連携した人材交流や共同研修、災害発生時の対応などを通じて、「東京水道グループ」の経営基盤や総合力の強化に貢献することで、
将来にわたり、安全でおいしい水の安定供給を実現していきます。

首都東京の水道をともに守る
「東京水道グループ」の連携

災害等発生時の応急対策業務

当社は、東京都水道局と「災害等発生時における業務の協力に関する協定」を締結しています。
地震などの災害発生時には東京都水道局と連携し、水道施設・管路の被害状況調査や応急措置、漏水発生状況の調査などの応急対策活動を実施するほか、広域的な断水などの発生時には、東京都水道局や自治体と連携して応急給水を行います。
また、災害時に備えるため、水道局と連携した定期的な発災訓練を実施し、東京水道グループとして災害時の都民生活と首都東京の都市活動を支えています。

東京水道グループ一体となった人材確保・育成

東京都水道局と当社は、東京水道グループの総合力強化のため、グループ全体で人材確保・育成に取り組んでいます。
東京都水道局が主催する実務研修や特別研修への参加、共同研修の実施、水道局職員と当社社員間での研修派遣(研修期間:1~2年)による人材交流の拡大など、積極的な東京水道グループ一体となった人材育成を実施しています。

新型コロナウイルス感染症軽症者等宿泊療養対応業務への協力

当社は、東京都水道局との協力体制のもと、東京都が運営する新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養対応業務への協力を行いました。
都庁グループの一員である政策連携団体として、都民の生命及び健康の保護に寄与しています。

12月1日は「東京水道の日」

東京水道株式会社

「東京水道の日」制定の背景

東京の近代水道は、明治31年(1898年)12月1日に淀橋浄水場より、神田・日本橋地区に通水を開始してから、来年の12月で125年を迎えます。東京の近代水道のスタートを記念して、12月1日を「東京水道の日」として東京都水道局が一般社団法人日本記念日協会へ申請し、正式に登録認定されました。

この記念日は、東京水道の魅力を発信したいとの思いから発案し、当社が東京都水道局に提案したことで制定に至りました。

当社は、東京都水道局とともに、最も重要な基幹ライフラインとしての水道事業を担い、これからも、都民生活と首都東京の都市活動を支えていきます。

「東京水道の日」制定を発表する小池百合子東京都知事(写真提供:日本水道新聞))

記念日制定の登録証を持つ野田社長と中嶋水道局長(当時)

東京水道の歴史

【江戸上水】
飲料水の供給を目的に、日本で初めて水道が作られたのは天正18年(1590年)、江戸の「神田上水」と言われています。その後、江戸の発展に伴い、新しい水道が必要となり、承応3年(1654年)、玉川上水が作られました。

玉川兄弟

玉川上水

【近代水道】
明治時代に入り、これまでの江戸上水において、水質汚染などの衛生上の問題や、水圧がなく、消火活動に使えなかったことから、新しい水道が必要となりました。そこで、明治23年(1890年)、東京市水道設計が決定され、淀橋浄水場が作られることになりました。
明治26年(1893年)10月22日、淀橋浄水場の起工式が行われました。起工式は、水圧を確認するための消火栓水力試験が行われ、東京市民に改良水道の効果を認めていただけるよう、盛大に開催されました。
淀橋浄水場は、明治31年(1898年)12月1日、神田・日本橋地区へ通水を開始。翌32年(1899年)の11月20日には、東京全市へ向けて通水しました。通水開始当初の施設能力は、170,000㎥/日でした。
淀橋浄水場は、昭和40年(1965年)3月31日、全機能を停止し、役目を終えましたが、現在もここ新宿にはその面影が残っています。

中島鋭治博士

淀橋浄水場

東京水道の歴史と東京水道グループを知る
 
 

【東京水道の日を記念するイベント】
2022年12月1日、東京水道グループは、文京区本郷にある東京都水道歴史館にて「東京水道の日」記念イベントを行いました。イベントでは、東京水道の歴史に関するクイズなどを実施し、ご参加いただいた方にノベルティグッズや記念リーフレットをプレゼントしました。
ご来場いただきまして、ありがとうございました。
イベント当日の様子は、当社SNSでもご覧いただけます。       Twitter@Tokyo_Water_Co Instagram@tokyo_water_co

PRイベントの様子(クイズを実施)

水道局職員とともにイベントを実施

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