水道技術事業

水道施設の維持・管理業務

水道水源林の保全管理・
水道施設の管理業務

水道水源林の保全管理業務

シカ等侵入防止ネットの点検調査

東京都水道局の水道水源林は、多摩川の上流、山梨県甲州市から東京都西多摩郡奥多摩町にまたがり、東西約31キロメートル、南北約20キロメートルに及ぶ約24,000ヘクタール(平成30年3月現在)(東京23区の面積の3分の1程度に相当)の広大な面積を有しています。
当社は、この水道水源林の状況調査及び保全管理業務を行っています。

水道施設の管理業務

スクリーン目詰まりの除去作業

ダムや貯水池等の水源施設は、雨水や雪解け水を貯めておくことにより、降水量の季節的変化や水道需要の変動に応じて、河川流量を調節する役割を持っています。
村山・山口貯水池は、多摩川を水源とする貯水池で、小作取水堰や羽村取水堰から取水した原水を玉川上水路を経て貯水池に貯め、東村山浄水場及び境浄水場へ導水しています。
当社は、この羽村取水所、玉川上水路や村山・山口貯水池の管理業務を東京都水道局から受託しています。

浄・配水施設の運転管理・
維持保全業務

浄水場の運転管理業務

浄水施設の運転監視

当社では各浄水場において、高度浄水処理、急速ろ過、膜ろ過など、様々な水処理の浄水場の運転監視及び場内設備の維持管理業務を行い、「安全でおいしい水の安定供給」に努めています。

配水施設の維持保全業務

設備の点検

当社では給水所及び増圧ポンプ所等において、電気設備、ポンプ設備などの点検や、軽微な補修作業、異常発生時の対応等を行い、「安定給水の継続」に努めています。

広域化に対応した集中管理方式による
浄水所等の運転・保全管理

東京都の多摩地区は、26市町に及ぶ広域な給水面積を有し、浄水所、給・配水所、ポンプ所、井戸水源など約600箇所の水道施設が散在しています。これらの施設を4エリア(北多摩、西多摩、南多摩東部、南多摩西部)に分けて集中管理しています。
当社は24時間体制で、その運転管理業務を行っています。

管路の維持管理

管路施設の調査監理業務

幹線配水管の機能調査

各々の配水施設(配水管及びバルブなど付属設備)について、常にその機能を保持しているか等、施設の現状を長年培ってきた数多くの経験と専門技術をもって、調査監理業務を行っています。その結果を様々な角度から評価し、施設の改善を具体的に提案しています。

管体環境調査業務

掘り上げた管の腐食調査

配水管の埋設環境状態を把握するため、管体内外面の腐食状況調査、土壌調査、土壌分析等の調査を行っています。これらの調査結果をもとに、管内外面の腐食とその要因について、定量的・統計的分析を行い、配水管寿命予測等、更新の必要性を判断する資料を作成します。

他企業工事立会業務

他企業工事の立会業務

当社は、東京都水道局からの委託を受け、水道管路施設等の維持管理を行うことを目的に、他企業工事によって水道管路施設等に損傷を受けることがないよう当該現場で立会業務を行っています。

配水管内面洗浄・計画排水業務

排水による洗浄作業

配水管内面に発生した錆などの夾雑物は、濁水や水質劣化の原因になります。
当社は、計画的な排水による洗管を行っています。

TS型配水管内面洗浄工法

配水管内面に付着している劣化シールコート等の夾雑物を効果的に除去する工法です。
掘削や管切断工事を行わずに消火栓用T字管より洗浄ヘッドを挿入し、配水管内面に付着・堆積した夾雑物を除去します。この工法は、洗浄ヘッドから高圧水のジェット噴射及びブラシの高速回転の洗浄により、排水洗管では除去できなかった管内面の夾雑物を効果的に除去します。

特長

  • 掘削・管切断が不要
  • 幅広い配水管口径に対応(φ75~350)
  • 影響の少ない断水時間で洗浄が可能
  • 挿入口より片側最大200m/1区間の洗浄距離が可能
  • 除去対象(マンガン、水垢、劣化シールコート等)

※この工法は、「東京都水道局」と「東京水道株式会社」及び「株式会社クボタ」との共同開発です。

洗浄ヘッド外観(φ150用)

水理・水質調査

水理・水質調査

配水管内の水理・水質調査

配水状況を正確に捉え、「安全でおいしい水が安定して給水されているか」を調査するため、消火栓や空気弁に測定機器を設置し、水理・水質を連続測定します。

  • 水理調査は水圧・流量・流向の測定
  • 水質調査は残留塩素・電気伝導率・水温の測定

停滞水の解消や系統変更前後の流量・流向等、水道事業体のニーズに応じた調査を行い、提案します。

水理・水質情報センサ

小型軽量化、省エネ化を実現!旧型機比、約45~60%の小型化!約75%の消費電力の削減!消火栓・空気弁を利用し、6項目の水理・水質データを同時に測定、記録します。
複数台使用することにより、特定範囲内で配水管網の流水状況や水質の変化など水理・水質情報が分析できます。管網解析の基礎資料、維持管理業務の効果測定などに活用できます。

特長

  • 多項目(水圧・流量・流向・残留塩素・電気伝導率・水温)の測定・記録
  • 不断水で長時間(10日間連続)測定
  • 携帯型のため掘削・管切断の工事不要
  • 防浸構造(IP68相当)
  • 高信頼性を確保

※この製品は、「東京水道株式会社」と「株式会社日立ハイテクソリューションズ」の共同開発です。

測定装置の設置例

携帯型圧力測定装置

配水管附属設備を利用した水道管の圧力測定装置です。
既設の配水管付属設備(消火栓など)を利用し、容易に水圧を測定・記録ができます。付属設備と少しのスペースさえあれば、どこでも水圧が測定可能です。場所ごとの水圧を調査することにより、維持管理業務の効率化や圧力管理による水運用の適正化などに活用できます。

特長

  • 携帯型のため、掘削・管切断の工事不要(大小幅広い場所の設置に対応)
  • 長時間測定(バッテリー内蔵により最大8日間の測定が可能)
  • 防浸構造
  • 高信頼性を確保

※この製品は、「東京水道株式会社」と「株式会社日立ハイテクソリューションズ」の共同開発です。

測定装置の設置例

漏水調査・漏水防止対策

漏水調査業務

TSリークチェッカーによる漏水調査

漏水の大部分は発生から発見されるまでの期間が長い地下漏水です。この地下漏水を削減するため、東京都水道局は、従来から①ステンレス管への給水管材質の改善、②配水管路網の整備、③きめ細かい配水ポンプ運転による適正水圧の確保などを実施し、漏水量は全配水量の約3%と世界に誇る数値になっています。
当社は、TSリークチェッカー(時間積分式漏水発見器)、電子式漏水発見器、相関式漏水発見器などを使用した漏水調査を行っています。

電子式漏水発見器による漏水調査

相関式漏水発見器による漏水調査

漏水調査イメージ図

漏水量の把握
漏水量を把握することにより、調査での目標設定が容易になり、より効果的な漏水調査を行うことが可能となります。
当社では、水道使用者への負担が少ない、空き時間利用による夜間最小流量測定方式により、漏水量を把握する方法で行います。

漏水量測定作業

TSリークチェッカー(時間積分式漏水発見器)

給水管や水道メータ等から測定し周辺の漏水音を検出します。給水管や水道メータ等で「TSリークチェッカー」を使用して測定することにより、漏水振動の継続的な音と雑音の一過性の音を「TSリークチェッカー」が時間積分率で識別し、周辺漏水の有無を判別します。
操作が簡単なため、検針業務と併用して利用する事ができ、漏水調査のコスト縮減が図れます。

特長

  • 誰でも簡単に漏水調査が可能
  • 雑音や騒音の多い日中でも調査できる(夜間作業の減少)
  • 計測時間の短縮(1~5秒)
  • 多種の配管に対応(塩ビ管等)
  • 内蔵メモリによる最大2,000~3,000件の漏水調査データを保存
  • Bluetooth搭載(無線で測定データをPC等へ転送)

TSリークチェッカー

IWA-PIA2010 東アジア地区オペレーション/マネジメント部門大賞受賞

IWA(International_Water_Association:国際水協会)では、水に関するエンジニアリング・プロジェクトの優秀性と先進性を表彰するPIA(Project_Innovation_Award:プロジェクト・イノベーション賞)を設けています。
そのPIAにて2010年にエントリーし、下記製品「TSリークチェッカー」を用いた漏水防止技術が東アジア地区オペレーション/マネジメント部門の大賞を受賞しました。

※TSリークチェッカー(SV1108A)、ステッキ型TSリークチェッカー(SV1109)及び新型TSリークチェッカー(SV1110)は、「東京水道株式会社」と「株式会社日本ウォーターソリューション」の共同開発です。

※検針機能付きTSリークチェッカー(SV2000)は、「東京水道株式会社」、「東芝インフラシステムズ株式会社」、「株式会社日本ウォーターソリューション」の共同開発です。

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